ゆるふわ系ザリガニの生存記録

ゆるふわ系ザリガニ(ヒト)が生きた証を残します。

マイケミと私とウインタースポーツ

今週のお題「人生最大のピンチ」

 

マイケミというのは、My Chemical Romanceのことだ。その当時マイケミ大好きだった。あの頃いろいろなパンク、ロックの洋楽が流行っていたけれど、その中でマイケミと、FOB (Fall out boy)は頭ひとつ抜けていた。両方とも大好きだった。マイケミは一回解散したからアレだけども、FOBは今でも来日のたびに見に行っている。  

 

さて、そんなマイケミ、おそらく1番有名な曲は「Welcome to the black parade」ではないだろうか。  

https://youtu.be/RRKJiM9Njr8

youtu.be


(こういうYouTubeでの紹介は著作権的に良いのだっけ。)

 

ある冬の話だ。その日は初めてのスノボを体験しており、日頃の運動不足により大変苦労していた。

「スノボ滑れる?」と聞かれたら「滑れる。」と答えることができる。

一休さんさながら。滑れるけど止まれないのである。止まる唯一の方法は、転倒すること。

ゲレンデでは件の「Welcome to the black parade」が流れていた。
ひゃっほう!アガるぜ!!!!!時代来たぜ!!!!!!

〽︎We'll carry on, we'll carry on

「ゆるふわザリガニさん、一緒にリフト乗って滑らない?」

〽︎We'll carry on, we'll carry on

「イケる、今ならイケる」「なんとかなる、転べばいい」

乗るリフト、着く中腹(初心者コース)、滑る。

滑る。

滑る。

 

〽︎We'll carry on, we'll carry on

 

滑る。

滑る。

滑るしかないのである。

 

だって止まれない。

 

〽︎We'll carry on, we'll carry on

 

怖くて転べない。

 

滑る。

滑る。

 

〽︎We'll carry on, we'll carry on

 

止まらないのでむしろ下山完了。

 

止まらない。
眼前には沢山の人、人、人。
すぐ左手に休憩ロッジがあって、ここに出入りする人で賑わっている。

 

すでに転び方も忘れた気がする。


このままでは人混みに突っ込む。危ない…!!

 

と思ったその時、人混みの隙間をぬって左側へ進んだ私は、
ロッジの入り口に吸い込まれた。
これにより大幅に減速し、大きな男の人に軽くぶつかって停止したのである。

 

男の人に対して「あ、すいません」と何食わぬ顔で謝罪し、しれっとカレーを食べた。
けっこう死ぬかと思った。もうスノボはやらない。
来年からはスキーにするんだ。

 

人生とはいかに困難で、重要な決断は慎重にすべきであるということを学んだこの日
この固い決意を、マイケミを聞くたびに、思い出すのです。

 

〽︎Do or Die