あんころ餅界の頂点といえば満場一致でアレだろう。
伊勢名物の赤福だ。
餅と餡子を同時に食べるという点では、他のあんころ餅とさして差はない。
感覚としては、赤福は餅も餡子もより滑らかといったところか。
交通の難所や街道であったりした場所には、こうした餡子と餅を用いた(もちだけに)名物というのは多いと思われる。
大昔、道は基本歩くしかないから、難所や距離でクタクタの体に腹持ち良くエネルギー補給の意味合いがあるように思う。
例えば、鎌倉の権五郎力餅。
例えば、碓氷峠の力餅。
伊勢街道は、伊勢神宮近くの赤福より江戸側の道沿いを別名餅街道と呼ぶほど、この手の餅菓子が豊富らしい。一度味わってみたいものだ。
さて、赤福であるが、別に伊勢には行ってないけど美味しいしって言って名古屋駅でお土産に買って帰ろうと思って帰りの新幹線の時間に駅の売店に行ってみると、赤福の売り切れ率100%だ。
日帰り名古屋出張ではまず買えない。
または、とんでもなく赤福が食べたいとき。
そんな時は新大阪駅まで行ってみよう。
おそらく、名古屋で伊勢名物はOKでも大阪名物と考えるとちょっと違うから競争率も下がるのだろう。
なお、オンラインでも買える模様。
すごいね。文明って。