機関車トーマスといえば
ナレーターが森本レオ
トーマスが戸田恵子
トーマスはミニチュアを使った無骨な人形劇
であった。
誰かが喋っても、トーマスはおろか人間であるはずのトップハム・ハット卿の口すら動かない。
それが近代では3Dアニメになっていた。
目がヌルヌルと動くトーマス。
目に光があるトップハム・ハット卿。
あと誰その声。
さらに現代、1周回って普通の2Dアニメになっていた。
子ども顔になっている。旅客や貨物を運ぶ厳しい労働に耐える機関車たちだというのに。
トップハム・ハット卿が少女漫画によくありがちな可愛げを含んだつるっぱげおじさんである。ギャグ担の。稀にヒロインに大事なことを説くタイプの。その時だけギャグ顔から少女漫画顔になり、少女漫画のキャラの輪郭目鼻立ちなのにつるっぱげで、
口元にほうれい線だけ入れるタイプの。
現代においてこの子ども顔化はトレンドなのだろうか。ディズニーでもディズニーチャンネルにおけるミッキーマウス!がそれである。
蒸気船ウィリーのピートのような無骨なヤツは存在しない。
プレーンクレイジーの「リンドバーグの似顔絵」とそな顔真似をするミッキーマウスのような劇画タッチなシーンも存在しない。
ショムニに出てる人とアンパンマンが同じ人だと知った時の仰天は決して忘れない。