首都圏の人間は。
雪に弱い。
写真ではわかりにくいが、正面から吹雪いている。
全く前が見えず、死の恐怖を味わっている。
雪の白が視界を遮る。
さらに、ヘッドライトがその雪に当たり、光を反射する。
雪は無限に降ってくる。
つまり、何も見えないのである。
ライトが強ければ強いほど見えないという、人間の目の概念が覆るような事象。
前が見えないというのは、とても恐ろしい事だ。
おい、追い抜かすな。お前何キロで走ってんだ。
ゲレンデがある地域の空は、赤い。
(写真の能力の限界)