フクロウもミミズクも同じフクロウ目フクロウ科の鳥である。
この２種を分けるポイントはミミズクの耳。
ミミズクには耳的なピョンがある。
このピョンは羽角といい、実際のところ耳ではない。
しかしながら、シマフクロウには羽角がある。
また、アオバズクには羽角がない。
もっと恐ろしいことに、フクロウもミミズクも英語では基本的にowlになる。
中国語でも同じだ。フクロウもミミズクも猫頭鷹になる。
（多分細かい種類を言おうとしたら変わるだろう。鹿とか馬とか猫とか、そういうレベル感での話）
もっと狂気的なのは、そもそも「ズク」というのはフクロウを意味する古語だということだ。
あな、ミミのついたフクロウや。いみじ。
つまりフクロウじゃん。
羽角は何の役にな立つのかはっきりわかっていない。様々な説があり、うちそれっぽいのは木の葉に擬態するためという説があるが、そもそもズク・フクロウの色は木に擬態しており、
木と同じような色なのに葉で擬態しまっせというのも理解に苦しむ。
であれば「無意味」「単なる飾り」がしっかりくる。
だいたい人間は動物の何某に意味を持たせたがる。
こんなに堂々と生えている人間の指の毛だって無意味なんだし。人間の体毛は今となってはだいたい無意味だ。
意味なんて、必要ないんだ。なにいってんだ。
