にしんそばがうまい。
甘い魚と優しいこんぶだしがよくあう。関東風の濃いカツオだしではここまで協力しあえないだろう。
うまいつゆとうまい魚、そして、そば。
そんな関係になるに違いない。
さらに欠かせないのはネギだ。やわやわとしたそばと魚の食感に少しの歯応えを加える。
そして、たんぱく質×砂糖の甘さには、ネギの風味があう。例えば、牛丼にネギを散らすと最強になるように。
誰がなんと言おうと最強なのだ。
実は出会った頃は小骨が気になってしかたなかった。しかし中学生以降、大人になるとそうでもない。
子どもの口の中は敏感に作られているだろうし、
もしかしたら、最初子どもの頃食べたにしんの煮方が甘かっただけかもしれない。
甘露煮だけに。