雨が降ると体調悪くなりがちなのは、今なら低気圧による何某とそこそこの数の科学者や医者たちが説明してくれるが、
大昔はそんな事象に対する説明を求める先が寺の住職とか祈祷師とかだから、たいてい妖怪の仕業か祟りということになったに違いない。
地下は湿気が多くて病気になるので、予防のためにお薬をのみましょうね、と言って六人の子供たちに薬を飲ませていった。
1番上の娘は、その異様な雰囲気に｛その薬がなんなのか｝気付き、拒否しようとした。
「ヒトラー最後の12日間」において、この描写は恐ろしく、今も真っ赤なスーツを着ている彼女の描写を忘れることができない。
陰謀論、理想、異様な熱狂を与える政党は信用しない。
いいかい小僧。それは妖怪いんぼうもんの仕業じゃ。
