新潟某所から東京某所までのたった1時間だけ乗るグランクラスは、静かで超熟睡、
たった1時間なので座って落ち着いて少しお水など飲んで、降りる駅の10分前には起きて身支度を始まるとしたら、眠れる時間は30分。
でも超熟睡。
仕事で泊まった安宿は、大浴場があり海が近い。
学生が合宿で使える幅広い層が使うタイプの安宿のような風貌だと思ったらやはり学生たちがいた。
上の階で、何者かがマイクでなにやら司会をしており、合宿の夜のお楽しみだと羨ましく感じる。
私にも、そんな時代があったねといつか話せる日が来るわ。
さて。一方私は炎天下、一日中労働をしてきたわけだが、学生たちはそんなの知ったことではない。
日付が変わる前に床に付いた私は、学生時代のパワーを思い出した。
一日中遊んでいても、平気で2時3時まで起きていられるのだ。
深夜、若い女性数名のの楽しそうな声。
ここ2、3年、こうした活動は制限が設けられていたことだろう。素晴らしいではないか、青春。
今が深夜という事実を除いては。
私といえばもう時計すら見るのが億劫だ。
しかし人間の体はあまりに無力。一度覚醒してしまうとなかなか再度同じくらいの深さで寝付けないものだ。
。。。。。
ギー、バタン!
ドンドン!
勢いよく閉まる扉の音、ノックの音。
安ぶしんの宿は、廊下の音が映える。
次に目が覚めたのは、早朝だ。少し外が明るくなっているようだったので、もう時間かと今度は時計を見る。
5時…
合宿の朝は早い。
そして、もう一点。
チェックインする際に周りを見渡した時に気がついた。この宿は高齢者にも人気なのだ。
老人の朝も早い。
つまり、そういうことなのだ。
眠らない街、新潟。