ソムタムは、たまにタイ料理屋で見かける青パパイヤのサラダである。
スイートチリって感じの味のサラダだ。
たまに信じられないくらい辛くて、唾液がビャービャーと出る。ビールを飲んだり、エビのすり身の揚げ物か何かで中和させてシーシーするのが定番だ。その定番はお前の中だけだ。
ここに、塩漬けしたサワガニ乗るケースがあるらしい。
しかも、現地人すら腹壊す地獄の所業。
ここでまず確認したいのは、我々日本人がおもうサワガニとはどのようなものか。である。
キレイな川などに住んでいて、大きさはだいたい2〜3センチ。朱色でツルッとしていて、かわいい。
稀に日本でも食べる。
私も、天ぷらのようになったサワガニを食べたことがある。ソフトシェルシュリンプの感覚だ。
タイのサワガニはというと、イカつい。
ソムタムプー(ソムタムサワガニ入り)の写真、どれもこれもカニ氏イカつい。
体は黒っぽくてゴツゴツしている。齧ったらこっちの歯が折れそうな屈強な腕。
日本のサワガニの感覚とは異なる、マジものの「沢(に棲まう)蟹」みたいだ。
嘘か実か、ここで定義されるサワガニというのはどんな「沢」でも良いらしい。その辺の側溝でも田んぼでもなんでも。
サラダには生で入るんだ。
ジャップのお友達にわかりやすい例を。
想像してごらん。
その辺の田んぼとか側溝にいるタニシ。
生で!
サラダに入れて食べる!
Imagine for the people !
寄生虫、雑菌が!!!!
ダイレクトに!!!!!
そりゃ腹も壊すというところ。
そして、誤解を生むので、サワガニという和訳は、やめることをおすすめしたい。