私はこの道のプロである。
基本的に、迷惑メールには騙されない。
迷惑メールウォッチャーの私に送るなんてリサーチ不足も甚だしい。無能な犯人集団め。
迷惑メールのなかには、有名人を装ったパターンがある。(一体誰をどう騙そうとしているのか一度犯人に聞いてみたい。)これはやや世相を反映させているので興味深い。昔は「翼」や「拓也」「彩」などの名前を使用するケースが頻繁に見られたように記憶している。
2022年最新作は「結弦」だ。
味わい深い。
ソチオリンピックから世話になっていると具体例を示すことによって信憑性を高めようとしているように推察されるが、あまり「あなたに相談したいことがある」と持ちかける時にいつから世話になっているか説明する人はいないので、文章として違和感がある。
また、メール作成途中で用事ができたら「あ、呼ばれたのでまたメールします」とか言わない。これもまた一般には、下書きに保存し、時間ができたら送るものだ。
LINEのように一言一言で送るのならば、このパターンは成立するので、もしかしたらH氏はきちんとしたメールを書いたことがないのかもしれない。
このあと本当に律儀に1時間後にメールが来た。
このH氏が律儀な点はもう一つあって、12時間ごとにご連絡をくださることだ。
一通目のメールは朝7:37
二通目のメールは8:37
次が20:38、翌8:36、20:36
その誤差、±2分。
(おそらく35分に配信システムを使って予約し、数千数万通を送った結果、この程度の誤差が発生したと思われる。見え見えでかわいそう。)
最後に良かった点は、このH氏のメールアドレスだ。
sekaityanpion@〜〜〜
世界ティアンピオン。
ぼくがかんがえた最強のメールアドレスみあるクソダサメールアドレス。
まああと、さすがにこれはわざとだと思うけど、どっちかって言ったらH・結弦じゃなくてY・羽生だよね。
なんだよ、H・結弦って。