今どきの給食では、揚げパンが出にくいらしい。
栄養バランスを考えた結果。
確かなカロリーお化け、糖質野郎。当然である。
当校では2ヶ月に一度程、定期的に揚げパンが出ており、パンにまぶされるのは砂糖パターンときな粉パターンがあった。
しかし私は知らなかった。
卒業後約10年、揚げパンが当校では廃止されていたという事実を。
そして見て見ぬふりをしていたのかもしれない。
懐かしの揚げパン扱いをしているが、実はもう揚げパンという食べ物はパン屋でもよく売られるなど一般化していて全く懐かしの代物ではないということを。
もはや、カレーパンやあんドーナツと同じくらいのノリであることを。
そして現代では、ココア味や抹茶味など、まぶされるお粉のバリエーションが増え、かつてより美味くなっていることを。
食べても、別にもう懐かしいとかそういう感覚が、実はなかったということを。
「愛の反対は、無関心である」ーーマザー・テレサ