君を巻き込んでしまったことを、本当に、すまないと、思っている
24だ。
1人の愚か者に対して、イライラした視聴者も多いだろう。
ジャック・バウアーの娘、キムだ。
安全のためにおとなしくしてろと言われてるのだから黙って大人しくしていろ。
人質に母親が!って、オマエごとき残ったところで何の役にも立たないだけではなく、2人救出させるのは1人救出するより困難だ。母を想うならさっさと脱出しろ。
記憶によると、引き続きキムも敵のアジトに残ったせいで、結果的に母親がテロリストから性的暴行を受けていた。
娘に欲情したテロリストに、身代わり申し出て。
本当にしょうもない。娘。ドラッグやってたし。
1stシーズンは夢中になって見ていたが、2を見るかどうかという時、ふと我に返った。
一番最初に、内通者の容疑がかかったのは、本当に犯人だったニーナだ。
彼女が内通者かどうか聞いても、口を割らない。当然否定する。犯人なんだから当然だ。
簡単に口を割るのは古畑任三郎の犯人だけだ。
些細なアリバイで無罪放免にするなど、CTUのメンバー皆、愚かなのでは?内部規定どうなっている?
新たな犯人と思しき者への尋問を、当事者であるニーナにやらせるとかどうなっているのか。
せめてしばらく追跡調査したりすべきだろう。
つまり、あの時間はCTUという愚かな組織において起こるべくして起きたものなのだ。
私たちは、24を通して愚かな組織の醜態を客観視し、自身を省みることができる。
時間はリアルタイムで起きているのだ。